日課の詩『七夕』

七夕

 

今日という日を

指折り数えた

君と会った日から

ちょうど一年

星の川を渡り

君のもとへ

君と会えなかった時間を

埋めるように

君を抱きしめる

 

『もう離さない』

そんな言葉を飲み込み

時間までただ君を抱きしめる

 

『またね』と笑顔でいう君に

僕も笑顔で『またね』

そして

『何も出来なくてごめんね』と心で呟く

 

星の川を渡り一人で涙と共に短冊を流す

『どうか君が幸せになれますように』と

 

書いてみて

一年に一度しか大切な人と会えない。

本当は言いたい『離さない』の言葉。

そんな君を縛ってしまっている自分が辛く苦しい。

七夕の日はとても切ない恋愛を感じてしまう。