2020-11-26 日課の詩『蜃気楼』 詩 蜃気楼 蜃気楼のように そこにあるかのように 手の届くところにあるかのように 現れては消える そして 消えては現れる 掴めそうで掴めない 掴めたと思っても実体がない その正体は 幸せ 人の心 どれも形がなく 蜃気楼のように現れては消える だから いつかそこに辿りつけるように 君と共に歩んでいく 書いてみて 人の心や幸せはまるで蜃気楼のように近くにありそうで遠い。 掴めそうで掴めない。 掴めてもすぐに消える。 いつか辿りつけるようにひたすらに歩く。