『夢物語』

夢物語

 

夢をみた

それはとても心地よく

幸せな気持ちになった

 

夢をみた

それはとても恐ろしく

悲しい気持ちになった

 

それはどちらも大切な人の夢

 

得ることの幸せ

失うことの恐怖

 

登場人物はどちらも

大切な人と私

 

幸せが夢物語にならないように

悲しみが夢物語になるように

 

大切な人と一緒に歩んでいく

 

 

『楽しく愛する』

楽しく愛する

 

誰かを愛することって

とても楽しいことだよね

 

愛する人の笑顔を見るために

出来ることを色々考える

それだけで

自分も笑顔になってくる

 

見返りを求める訳ではないけれど

愛する人の笑顔が見られるのが

自分にとって生きる目的になる

 

不安がいっぱいある世界だけれど

愛する人の笑顔を糧に

光ある未来へと歩んで行こうと思う

 

 

詩『心と体』

心と体

 

うなだれている頭

立ち止まり跪く足

祈るために組む手

どれも見えない光

 

光を見るためには

 

前を向きあげる頭

明日へと向かう足

光を掴む伸ばす手

すべてを照らす光

 

うなだれ

立ち止まり

祈っている

ぐらいなら

光ある未来へ

生きていこうと

決意することから

始めるとしよう

 

 

 

詩『間もなく開催』

間もなく開催

 

多数を助けるために

少数を切り捨てる

 

少数を助けるために

多数を犠牲にする

 

どちらが正しいなんて選べない

自分がどちらに属しているかで

考え方が変わる

たとえ

どんなに偉い人でも・・・

 

人間なんてそんなものだ

 

だから

みんなのためにみたいな

くだらない演技はいらない

はっきりと言えばいい

『自分のためだ』と

そっちの方が断然気持ちがいい

 

みんな知っている

人間なんてそんなものだと

 

 

 

詩『蒸し暑い夜』

蒸し暑い夜

 

汗をかくほどに

蒸し暑く寝苦しい夜

窓を開けると

カエルの大合唱

そして

気がつくと

抱き枕と化した

わたしは目が覚める

愛する子供の温もりを感じながら

文明の力を借りて安眠を得る

これほどの贅沢な時間は他にはない

 

わたしは

『幸せだ』

そう呟く

蒸し暑い夜

詩『自分勝手なわたし』

自分勝手なわたし

 

手に入れたものが

大切であればある程

手放したくはない

そう誰もが思うだろう

わたしも

そう強く願っている

 

だけど

心のどこかでは葛藤もある

それが

他人を傷つけたとしても?

それで

大切な人は喜ぶの?

 

それでも

やっぱり大切な人を失いたくない

 

偽善が嫌いとかではなく

単純にわたしは

自分勝手な人間だからだ