2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

日課の詩『ふり』

ふり 見てみないふり 気付かないふり 知らないふり それは生きていく中で 最も楽をすること そして されると最も 軽蔑してしまうことでもある 共に生きると誓った日から 相手を想うことを心がけている もう ふりはやめようと思う この人生を一緒に最後まで楽…

日課の詩『強い味方』

強い味方 人恋しくなる季節 一人でいると寂しく感じる 誰かと繋がっていたい 誰かに寄り添っていたい 誰かに寄り添ってもらいたい 誰かと一緒に・・・ そんな時にふと頭をよぎる 一人でいることの恐怖 ずっと続くのかという不安 闇に押しつぶされそうになる …

日課の詩『自分の正義』

自分の正義 自分の中にある正義 それは 自分が自分であるため 闇に沈まないように自分を保つため 自分の大切なものを守るため 様々な理由で正義という大義名分を持つ だけどそれはあくまでも自分だけのもの 大義名分でも何でもない 他人に押し付けた時点で …

日課の詩『奇跡』

奇跡 わたしの天使が生まれた日 愛らしい笑顔と共に わたしに幸せをくれた 女神が自らの生命を削り 与えてくれた小さな生命 今ではこんなにも力強く成長している 生命とは神秘的で奇跡の連続によって 生まれ成長するのだと理解した 二人には感謝している わ…

日課の詩『交錯する想い』

交錯する想い 様々な想いが交錯する世界 悪意も善意も同じ世界という 箱の中で入り乱れている 誰が発した悪意なのか それが自分に向けられているのか そうではないのか 誰が与えてくれた善意なのか それは自分に対してなのか はたまた他の人になのか 分から…

日課の詩『人の記憶』

人の記憶 人の記憶とは何なんだろう 自分が傷つけられたことは 鮮明に覚えているのに 自分が傷つけたことなんて 少しも覚えていない 自分が助けたことは 恩着せがましく覚えているのに 自分が助けられたことは 当たり前かのように覚えていない わたしもそん…

日課の詩『人の温もり』

人の温もり 人はとても温かい 体も心も 寒い夜 ふと触れる体 体温で人の温もりを感じる 辛く悲しいとき 近くに寄り添い 支えられている 心の温もりを感じる 人はとても温かい だけれど 人の冷徹な部分を感じると わたしの心は冷たくなる 冷たく暗く沈む そし…

日課の詩『秋を感じた時間』

秋の感じた時間 秋の音色が聞こえてくる 窓から入ってくる涼やかな風の音色 風が揺らす木々やカーテンの音色 秋を代表する虫たちの羽音 目を閉じて自然と同化する テレビやスマホに囚われている現代 たまにはこうして過ごすのもいいかな 秋を感じながらゆっ…

日課の詩『手の感触』

手の感触 わたしには祖父や祖母はもういない 秋の夜空に光る月を眺めながら想いにふける 幼いときに繋いだ手の感触 しわしわだったけれど分厚い手 寝ているときに頭を撫でてくれた手の感触 分厚い手だったけれど優しい手 いつも温かく差し伸べてくれた手 も…

日課の詩『秋のいい一日』

秋のいい一日 小さき者たちが集い切磋琢磨する 秋の風物詩の一つ 日々の練習の成果や成長を披露する それを微笑ましく眺める者もいれば それを忙しく追いかけて撮る者もいる とても充実した一日だった 見えない恐怖が迫っている中ではあるが 最高の一日だっ…

日課の詩『不特定多数でもいい』

不特定多数でもいい あの人みたいに立派に育って欲しい あの人みたいになって欲しい 親は子供に期待してしまう だけど それは親の勝手な思想に過ぎない 誰かみたいになんて子供の個性を壊す 心配ではあるけれど一人の人間として 見守っていこうと思う 世の中…

日課の詩『お願い』

お願い 君の笑顔を守りたい 君を悲しませない 君だけに負担を押し付けない 言うのは簡単だけれど やるとなるとなかなか難しい どうして? 頑張ればできるでしょ! なんで出来ないの? もしかしたらそう思う人もいるかもしれない わたしはすべてが上手くいく …

日課の詩『成長』

成長 君と過ごす時間 絵本を読んだり 一緒にゲームをしたり ふと気づいたこと わたしの知らない間に たくさんの文字を 読めるようになっている とても嬉しいことだと思う反面 僕の小さな天使はいつの間にか 大きな羽をはやして飛んでいく そう思うと少し寂し…

日課の詩『過ぎゆく日々』

過ぎゆく日々 一日が早く過ぎていく いつもの日常 仕事に追われる一日 家族と過ごす一日 どの一日も 気がつけば夜になっている そして 後は寝るだけで 今日が終わる 仕事もやり甲斐があり それなりに充実している一日 休みの日は家族との時間もあり それなり…

日課の詩『道』

道 歩く 前を向いて ひたすらに歩く たとえどんなに果てしない道でも 目標となるものが見えなくても ただ前に足を踏み出し 一歩また一歩と進む 途中に木陰があれば休めばいい そして また歩き出せばいい 何年も 何十年も 歩くことになる 少しぐらい休んだっ…

日課の詩『握る手』

握る手 僕の右手は君にいつも触れていた 車道側は危ないからと僕は左側 だから 僕の右手は君の左手を握っていた 君の左手がいつも僕を癒してくれた ひとりじゃないと感じさせてくれた そしていま 僕の右手と君の左手は 小さいけれどとても温かい手を 包み込…

日課の詩『儀式』

儀式 絆というリングで繋がっている 僕たちが共に生きるという証 左手にあるその証を見るたびに 君への想いが蘇る 君への永遠の愛を誓い 左手にリングをはめて 口づけを交わす ただの形式的な儀式といわれれば そうなのかもしれない けれど 口づけを交わした…

日課の詩『歩んできた道』

歩んできた道 自分が歩いてきた道 振り返ると何が見える わたしには何も見えない 辛く苦しいこともあった 嬉しいことも楽しいこともあった 思い出はたくさんある だけど 何が見えると聞かれると 何も見えない なんだろうこの感覚 惰性で生きてきた訳ではない…

日課の詩『欲する力』

欲する力 力が欲しい たとえ一人になろうとも すべてをねじ伏せるだけの力を この世界を壊せる力を 神すらもひれ伏す力を と願っていた 金 暴力 権力 どれも魅力的な力であり 誰もが欲する力 わたしも力が欲しい たとえ この世界のすべてがどうなろうとも 大…

日課の詩『信じる』

信じる この世界ではどんなことがあっても 自分を信じられる人が生きていける 自分を信じられなくなってしまったら 誰も信じられなくなってしまう 自分が壊れないように 自分を壊さないように 他人を壊さないように この世界を壊さないように 自分を信じて輝…

日課の詩『本当の自分』

本当の自分 素直な心を見せられる存在って 一体どんな存在? 親 親友 彼女 彼氏 SNS どれも自分ではない自分が顔を出す いい人に見られたい かっこよく見られたい 可愛く見られたい すごい人に見られたい 本当の自分ってどんな自分 鏡に語りかける あなたは…

日課の詩『暗闇へと手を伸ばす』

暗闇へと手を伸ばす 何も見えない暗闇の中 天井に向かって手を伸ばす 何を掴もうとしているのか 何を掴みたいのかも分からず ただ手を伸ばす そこには未来への光もないただの闇 だけど 何かを掴みたくて手を伸ばし続ける ずっと伸ばしていた手が疲れてきた …

日課の詩『親子』

親子 親とは血統が最も近い者 だけど 最も心が離れている者でもある 何をするのも反対する 自分の物のように思っている あれやこれやと口出しをする わたしはわたし 誰の物でもない と思っていた若い頃 自分も親となり思う わたしのことを思ってのことだった…

日課の詩『記憶』

記憶 夢であったならどれ程いいだろう 夢であって欲しいと願うことがある その一方で 現実に起こったならどれ程いいだろう 夢ではなく現実であって欲しいと願う 人は勝手な生き物だ わたしもその一人である 嫌なことはなかったことに 嬉しいことはあったこと…

日課の詩『幸せの雫』

幸せの雫 雨の雫が木々の葉から こぼれ落ちるみたいに しっかりと掴んでいなければ 幸せが両の掌から滑り落ちる 失って気付く 失わなければ気付かない あまりにも近く そして 当たり前にあるから気付かない あなたは見えていますか? わたしは・・・ もうこ…

日課の詩『心躍る』

心躍る いつものように そして 当たり前のように 夏が終わり秋がくる 生まれた時から幾度となく 繰り返されている 一年中同じ気温であれば 過ごしやすいとは思うものの やはり季節の変化は心を躍らせる 木々が彩る色彩豊かな景色 花々が香る至福の香り それ…

日課の詩『秋の訪れ』

秋の訪れ 日差しがわたしを照らす 真夏の日差しのように情熱的ではないが 秋の日差しは夢の世界へと誘う 妖艶な手が頬を撫でるような風 抱きしめられるような暖かな日差し 夏とはまた違った季節を感じられる 山々も色づく準備をはじめている頃だ 色彩豊かな…

日課の詩『秋を告げる風』

秋を告げる風 夏が過ぎ秋の到来を告げる風 肌を焦がすほどの日差しも今では心地良い 季節を感じさせてくれる自然の力 海の匂いを運んできては 夏の余韻に浸り 山の匂いを運んできては 秋の訪れを教えてくれる 美味しい食べ物 山が着飾る紅葉 心地良い風 季節…

日課の詩『愛への価値観』

愛への価値観 あなたを想う 月夜の中を一人で過ごす 夜空を見上げ想う 星になれたら 君はわたしを見てくれる 月になれたら 君を照らすことでいつでも会える たとえ夜だけだったとしても 触れることが出来なかったとしても こんなにも想う君と会えないよりは…

日課の詩『ごめんね』

ごめんね いつも寂しい想いをさせている 分かってはいるんだよ でもね なかなか早く帰って来れない 大人には色々あるんだよ 君が大人になったら分かるよ なんて逃げる言葉ばかり使っている 子供との時間をしっかり作っている 大人はいっぱいいる ただ自分を…