2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

日課の詩『本心』

本心 顔を見て話しているのに その人の本心が分からない 突然目の前の首がねじれ 頭が反転して後頭部が喋りだす まわりを見渡してみると みんな後頭部同士で話している 会社の同僚やビジネスパートナー 仲の良さそうな友達同士やカップル 誰一人として向き合…

日課の詩『幸せメーター』

幸せメーター 人によって幸せの感じ方は違う それは家族でも違うと思う 僕が幸せと感じていても もしかしたら妻や子供は そうではないかもしれない 胸のところへ幸せメーターなるものが 見えるようになった あれやこれやと幸せメーターが 上がるように必死に…

日課の詩『期限』

期限 ある日のこと人々の頭の上に 奇妙な数字が現れた その数字は自分のだけ見ることが出来る その数字は人には教えることが出来ない その数字については何も語ることが出来ない 一度見ると消えて二度と見えなくなる 何を意味するのか分からないけれど 人々…

日課の詩『負の風船』

負の風船 ため息をつくと出る風船 その中には負の感情が たくさん詰まっている 同じ空間にいる人たちのもとへ ふらふらと漂う その風船についてある鎖が絡まり 纏わり付く そしてそれが広がっていく 負の感情というものは連鎖する だからため息ではなく わた…

日課の詩『天秤』

天秤 生命に小さいも大きいもない 生命に優劣なんてない どちらも大切だと思っている だけど 本当にそうなのか もし選択しないといけないなら わたしは人ではないのか 親と子供 どちらかに想いを伝えるなら わたしは迷わずに子供を選ぶ わたしに想いを与えて…

日課の詩『居場所』

居場所 今のこの世界 家族の絆を試されている いつもは居ない人たちが 毎日ずっと家にいる それが苦痛と感じるか 幸せと感じるか 外に広がる恐怖から 逃れられる場所なのに 辛い悲しい場所となっている人もいる 家族とは温かな場所であるべきだ どんなときも…

日課の詩『ちょっとゆっくり』

ちょっとゆっくり 穏やかな春の日差し 優しく僕を照らしてくれる 空を見上げ深呼吸をする 頑張らないといけないと 肩に力が入りすぎていた体から すうーっと力が抜けていく気がした 怠けるとかではなく少しゆっくりしても いいんだよって思わせてくれた 大変…

日課の詩『子は太陽』

子は太陽 光輝く太陽のような存在 僕を照らしてくれる君のことだよ 君は生まれてからずっと僕の太陽 いつもどんな時でも僕を癒してくれる 温かく包み込むような光を与えてくれる 僕が君に愛を捧げる以上に 僕は君から大切なものをもらっている 新しい生命が…

日課の詩『君に笑顔を』

君に笑顔を 今のこの世界 辛く苦しいことがある 先が見えない不安に 押し潰されそうになる ついつい笑顔が消え俯いてしまう そんな時だからこそ思い描く 君たちと歩む輝く未来を こんな世界だけど笑っていこう 僕たちの笑顔が大切な人に届くように いつもど…

日課の詩『繋がり』

繋がり 人の温もりを感じられる触れ合い だけど 今は触れることで悪意が生まれる 人との関係が 人との距離感が 変わってきた 自分のために 大切な人のために だけど 少し寂しく切ない だから 繋がり方が変わっただけで 想いは 絆は 変わらないと思うことで …

日課の詩『距離と自由』

距離と自由 空を見上げて深呼吸する 春風が舞い青空が広がっている 僕のもとへ春の香りを届けてくれる 木々の香り 花々の香り 誰もいない場所でなら おもいっきり深呼吸できる 春の香りを堪能することができる 人との距離をとらないといけない日々 春を感じ…

日課の詩『菜の花』

菜の花 桜が散り寂しく想う 空を見上げると心癒される桜色 とても綺麗で春風と共に舞う 花びらは現実世界を忘れさせてくれた ふと目線を下へ落とした時 鮮やかで元気を与えてくれる 菜の花が咲いていた 今まで上ばかり見ていて気づかなかった 儚く幻想的に咲…

日課の詩『友人』

友人 まだ見えない出口 漆黒の世界 何も見えない 見る余裕もない 他人を気遣う余裕もない こんな世界は悲しい 人との絆がどれだけ大切なものなのか 改めて感じる今の現状 触れ合うことの喜び 他愛もない話をしながらの食事 友人との何気ない関係でも 実は大…

日課の詩『今を乗り越える絆』

今を乗り越える絆 人との温もりを感じることを 自粛されているこの世界で 人の温かさを懐かしく思う 触れ合うことは出来ないけれど 友人との絆は今でも固く結ばれお互いを想う 日々安心は出来ないけれど 家族と家で過ごす時間が増え絆を深める これからの未…

日課の詩『光の道』

光の道 明日が見えなくても しっかりと前を見据えて生きていく たとえ闇に覆われていても 君たちという光輝く存在が 僕を照らしてくれる 闇を好む鬼が行手を遮っていたとしても 君たちが発する光によって消滅するだろう 僕はただ光の道が示す方へ進む そこに…

日課の詩『幸せに向かって』

幸せに向かって 幸せに向かって手を伸ばす いっぱいに伸ばした手の先に そっと触れる暖かい光 様々な人がいるように 様々な幸せの形や色がある 自分が求める幸せを想像することで 未来への道が見えてくる 僕が思い描く未来はどんな形や色を しているのだろう…

日課の詩『未来の絵』

未来の絵 何気ない日常 目覚めた朝 君たちの笑顔から始まる一日 いつまでも続くこの日常 でも不安になるときもある この笑顔が この場所が この幸せが この世界が 壊れてしまうんじゃないかと だから 不安を打ち消すために 幸せの欠片を拾い集め 白黒の世界…

日課の詩『両手いっぱいに』

両手いっぱいに 澄み渡る青い空に手を伸ばす あの綺麗な青と同化して 何もかも忘れて生きていきたい そんな風に思っていた時期もあった 今は抱えきれないほどに 空に手を伸ばせないほどに 大切なものをたくさん持っている 手からこぼれ落ちないように しっか…

日課の詩『恋と愛』

恋と愛 思い返してみると 君と出会ったあの頃 まだ愛を良く理解していなかった ただ自分の想いを伝え そして 自分だけを愛してくれと願った 自分のことだけ 相手のことを何も考えず 自分よがりの愛を 愛と呼んでいた そんな僕に愛を教えてくれた そして 僕は…

日課の詩『幸せの重複』

幸せの重複 あなたと出会えたこと 僕にとって最高の喜び あなたに恋をしたこと 僕にとって一番の強い想い あなたと一緒に人生を歩めること 僕にとって一番で最高の幸せ 君と出会えたこと 君の小さな体を抱き上げたこと 君と一緒に人生を歩めること 僕はこの…

日課の詩『愛するが故』

愛するが故 あなたの胸で夢の世界へ とても温かく 優しい温もり わたしの頭を撫でる手がとても心地いい このまま時が止まり ずっと二人の世界で一緒に居たい 時計の針が無情にも進む ずっと ずっと あなたと一緒に居たい どうすればいい どうすればあなたと…

日課の詩『愛している』

『愛している』 『愛している』 言うのは簡単だ 口に出すだけなら 誰でも出来るだろう 口先だけの 『愛している』と 心の想いを伝える 『愛している』とでは 背負う重さが違う 自分のことだけの 『愛している』と 相手を想いどんな時も共に生きる 『愛してい…

日課の詩『家にいる幸せ』

家にいる幸せ いつも君たちの顔を見て仕事に行く ずっと一緒に居られたら どんなに幸せだろう 君たちの笑顔 君たちの声 君たちの香り 君たちとの食事 君たちとの触れ合い 愛する人との大切な時間を 過ごせることの幸せを 噛みしめながら休日を過ごす この幸…

日課の詩『生命と欲望』

生命と欲望 生命の重さを秤にかける 生命には軽いも重いもないという だけど それは良識の中での話 言葉ではいくらでも良いことを言える 自分が楽しければいい 自分が得をすればいい 自分が 自分・・・一番 安易な行動でたくさんの悲しみが増える 生命を軽ん…

日課の詩『死神の息吹』

死神の息吹 死神の息吹がすぐ側にきている 死に誘うその息はすべてを奪う 最後のときに触れることも 会うことさえも出来ず 別れの言葉も伝えられない 命だけでなく最後の想いまでも奪う どんなに残酷な別れをさせるのか もう二度と戻らない生命 写真の中では…

日課の詩『愛の大切さ』

愛の大切さ 大切な人に想いを伝える 心から溢れる想い 抑えきれない想い 僕が君を愛しているという証を君に いつも僕に優しくふれてくれる 君のその左手に似合う指輪を そして 赤く魅力的なくちびるに口づけを あの日の想いは忘れない 君と愛を誓った日のこ…

日課の詩『想いが溢れて消える』

想いが溢れて消える あなたが溢れていく 想いの数だけ泡となり 消えていく そっと包むように触れても 弾けて消えてしまう あなたへの想い もう叶わない愛だとしても あなたを想い続けたい だけど あなたが溢れて消えていく この胸の苦しみや辛さは どうした…

日課の詩『見えない闇』

見えない闇 愛する人たちが待つ場所 すぐにでも帰りたい場所 だけど今は 帰るのが怖い場所でもある 大切な人たちがいる場所だから だから 帰るのが怖い 愛しているからこそ 姿が見えない 見ることができない闇 わたしが愛する人たちを 闇へと誘ってしまわな…

日課の詩『僕の心の君』

僕の心の君 目が覚めて ふと隣を見たとき 君が居る安心と幸せ 夢で見た 君が居なくなる恐怖 死ぬことよりもそれが一番怖い 大切な人を失うことは 自分の心がもがれていくような 虚無感に襲われる 君はわたしの心の一部 君なくしてはもう生きていけない 今日…

日課の詩『過去と現在の桜』

過去と現在の桜 君と見た記憶の中にある桜は もう色褪せてしまったけれど 今咲いている桜とどっちが美しいだろう あの時は君と出会ったばかりで 桜よりも君といることが嬉しくって 君の横顔ばかり見ていた 君の横顔越しに咲く桜はとても美しく 僕は恋におち…