詩『蒸し暑い夜』

蒸し暑い夜

 

汗をかくほどに

蒸し暑く寝苦しい夜

窓を開けると

カエルの大合唱

そして

気がつくと

抱き枕と化した

わたしは目が覚める

愛する子供の温もりを感じながら

文明の力を借りて安眠を得る

これほどの贅沢な時間は他にはない

 

わたしは

『幸せだ』

そう呟く

蒸し暑い夜