日課の詩『またくるから』
またくるから
幸せは決まった形がなく
どんな形にもなる
両手で包むようにすくっても
少しのことで水のように
指の隙間からこぼれ落ちる
そして
両手で顔を覆い隠す
強く
強く
爪が顔に食い込むほどに
後悔がそれをさせる
だけど
絶望という枯れた大地に
後悔の涙が糧となり
やがて
希望が実るだろう
また幸せがやってくる
それを願い
今日も生きる
書いてみて
幸せはすぐにこの手をすり抜けていく。
後に残った両手で顔を覆い隠す。
後悔と共に。
でもきっとまたやってくる。
だから
絶望を希望へと変えて生きよう。