日課の詩『会えた悲しみ』

会えた悲しみ

 

君を抱きしめ口づけを交わす

離れていた時間が急速に縮まる

 

『いつまでいられるの?』

 

『会えたのは嬉しい

でも・・・

離れる時のことを考えると悲しい

また離れるぐらいなら

いっそ会わない方がいい』

 

『でもね

あなたの顔

あなたの温もり

を感じると

離れられない』

 

会えたことの喜びの言葉より

会ってすぐに離れることを

考えさせてしまう

 

君に会えた喜びを伝えるため

たくさんの言葉を用意してきた

 

『ずっと君に会いたかった』

 

『君に会えて幸せだ』

 

『君を愛してる』

 

これからもずっと・・・

 

これらの言葉を飲み込む

 

そして

 

君を強く抱きしめ

『ごめんね』しか言えなかった

君にそんな顔をさせる僕には・・・

 

僕はずるい男だ

 

『ごめんね』

たった一言で君を縛る

 

 

書いてみて

たくさんの思いを愛する人から受けてもどうしようもない、分かってるだろう?と『ごめんね』で片付ける。

過去の自分を重ねて本当に愛してるなら行動すべきであると言いたい。