日課の詩『7月8日』

7日8日

 

わたしの心はまだ高揚している

あなたに会えたこと

あなたの胸に飛び込んだこと

あなたの腕で抱かれたこと

星の川の上であなたと二人きり

とてもロマンチックな夜だった

別れ際に聞こえたあなたの心の声

わたしの方こそ

『何もしてあげられなくてごめんね』

昨日は星の川だったはずの場所

ぽっかりとあいた崖のふちに

引っかかっている短冊

文字が消え何も書かれていない

わたしは短冊に願いを込めて書いた

『どうかあなたが幸せでありますように』と

 

書いてみて

長く会えなかった大切な人と会えた喜び。そしてまた離れてしまった次の日はあなたを想いとても心が切なく苦しいと思います。七夕の度に感じる切ない物語に想いを馳せながら綴りました。