日課の詩『助ける』

助ける

 

誰かを助けるために

誰かが犠牲になる

誰かを助ける人は

誰かが犠牲になるのを

分かっていない

助けられる人は

惜しみない感謝をするだろう

助ける人は

自己満足で気持ちがいいだろう

犠牲になる人は

どう思うのだろうか?

どっちを取るとかではない

ただ単純に

助けるという大義名分に隠れて

犠牲になる人がいると

気付いていないだけ

ある意味

一番残酷なことなのかもしれない

 

書いてみて

昔お世話になったから助けてあげたいと言っている人がいた。その人を助けることで一緒に頑張ってきた仲間に更なる重荷を背負わせることに気付いていない。果たしてどうすることが一番いいのだろう?答えが見つからないまま時が過ぎていく。