日課の詩『期限』

期限

 

ある日のこと人々の頭の上に

奇妙な数字が現れた

その数字は自分のだけ見ることが出来る

その数字は人には教えることが出来ない

その数字については何も語ることが出来ない

一度見ると消えて二度と見えなくなる

何を意味するのか分からないけれど

人々は同じことを推測する

生命の期限なのだと

あからさまに落胆するもの

狂気に支配されるもの

神に祈るもの

やる気に溢れるもの

何も変わらないもの

わたしの数字は・・・

 

とうとう期限がきた

今まで必死で生きてきた

あの日見た数字の期限

さよなら

 

本当は数字には何も意味は無かった

だけど人々は数字に振り回され

人生を台無しにしたもの

人生を謳歌したもの

人生を必死に生きたもの

様々な人がいた

 

わたしは生きる

これからは

何ものにも流されず

大切な人と共に精一杯生きていく

 

書いてみて

もし生命の期限が分かるならわたしはどんな生き方をするのだろうかと思うときがある。

でもそれは間違いで生命の期限がどうであれ今を大切な人と精一杯楽しく生きるが一番だと改めて思いました!