日課の詩『本当の世界は』

本当の世界は

 

少しの風にもゆらゆらと揺られ

少しの衝撃でも波紋となり広がる

この世界を歪めて見せる水鏡と

すべてを正しく映す鏡

どちらが本当の世界を映しているのか

目に見えるものだけがすべてではない

本当は水鏡に映る歪んだ世界が

本当の世界ではないのかと思う

だけど

どんなにねじ曲がった世界でも

この世界で生きている

わたしも

わたしの大切な人たちも

だから

水鏡に映る太陽を希望の光にかえて

今日も生きている

 

書いてみて

ほんの少しの風や衝撃で揺らぎ水面に映る世界は歪んだように見える。

でもこの歪んだ世界が本当なのではないかと思うことがある。

だけど

ここで生きていくと決意している。