日課の詩『雪化粧』

雪化粧

 

純白のドレスを着飾る

この世界で

何も起こっていないかのように

何者にも染まっていない

無垢な存在

たとえ

この世界が混沌に陥ろうとも

それはただ美しく存在する

打ちひしがれそうなとき

顔を上げそれを見ると

辛きことを忘れ

心奪われる

ただそこにそびえ立つだけの存在

それだけなのに

太古より生きる

壮大な存在

これからもわたしたち人間を

見守ってくれるだろう

 

書いてみて

雪が積もり山は純白のドレスを着飾る。

混沌とするこの世界でも何もなかったかのように美しく存在する。

太古よりわたしたち人間を魅力する。

純白のドレスは何者にも支配されることのない存在の証。

これからもわたしたち人間を魅了する。