日課の詩『背中』

背中

 

成長するたびに

どんどん私から離れていく

それが嬉しくもあり

少し寂しい気もする

子供は親の背中を見て育つと言われる

私は思う

親も親として子供の背中を見て育つ

そして

自分がやってきたことが

正しかったのか

自問自答しながら

子供の背中を見送るだろう

そんなことを思いながら

まだ小さいけれど

頼もしい背中を見ながら微笑んだ

 

書いてみて

子供は親の背中を見て育つと言われるが親も親として子供の背中を見て育つと思う。

 

ふと後ろから眺める小さいけれど頼もしい背中を見ながらつい微笑んでしまう。