日課の詩『大切な家族』

大切な家族

 

人は殺意を

飼い慣らすことが出来る

だから

秩序という規則に縛られる

監獄みたいな

この世界で生きていける

しかし

殺意に喰われることもある

自己を抑制することが出来ない

それはもう人ではないのか?

そうもう人ではない

わたしは殺意を飼い慣らすことが

果たして出来るだろうか

家族という命綱が切れたとき

わたしはこの世界から排除される

それほどに大切なもの

それが家族だ