日課の詩『隣』

 

あなたが隣にいないと

風が直接あたるから

冷たい

 

車道側だから危ないと

いつも左側にいてくれた

あなた

 

今日はいないから

左側がすごく冷たい

 

あなたがいなくなってから気づく

 

わたしはこんなにも

あなたに守られていたと

 

あなたがいることが当たり前で

あなたの優しさが当たり前になってた

 

すごく冷たい

すごく悲しい

すごく愛してた

 

この涙を拭いてくれる人も

もういない

 

ふと左側の頬が温かくなった

 

『体の右側がすごく寒いんだ』

あなたは笑いながらわたしに言った

 

わたしは嬉しい気持ちを抑えながら

『わたしは風よけじゃないよ』

あなたを抱きしめ全身を温めた

 

 

書いてみて

いつもいるのが当たり前になってた。

いなくなった時の寂しさ。

素直になれない気持ち。

でも愛してる!