日課の詩『錯覚』

錯覚

 

空に手を伸ばしてみる

 

僕の手の中にある月

僕から見た風景は空に輝く月を

完全に支配している

 

と思っていた

 

そう

僕は君を手に入れたと錯覚していた

自己満足の愛だった

 

愛とは相手の想いを隠し

支配するのではなく

共に寄り添い

想いを重ねる

 

もう一度空に手を伸ばしてみる

今度は優しく包み込むように

 

書いてみて

相手を支配することが愛と勘違いする人がいる。

愛とは共に想いを重ねること!