日課の詩『永遠の生命』

永遠の生命

 

永遠の生命が欲しい

そう思う人はたくさんいるだろう

わたしもそう思う一人であった

わたしの意識が消えたとき

この世には何も残らない

そう思う度に永遠の生命を望んだ

でも今は

大切な人たちが出来た

そして

その人たちよりは早く逝きたいと願う

わたしは弱い人間だ

看取ることを大切な人に押し付ける

だから

永遠の生命はいらない

わたしは弱い人間だから

 

書いてみて

永遠の生命があればとか思った時期もあった。

だけどそれは大切な人とさよならをすること。

それが永遠に起こるなんてわたしは耐えられないと思う!