日課の詩『他人との距離』

他人との距離

 

この世界の空気が冷たくなってきた

体だけでなく心までも冷たく凍る

周りのことには興味がなくなり

誰が生きているかも分からない

いや

知ろうともしない

それは

自分を守るためであり

生きていくためには必要なこと

人と関わることが危険だとされるこの世界

寂しく思う反面

安心することもある

だからせめて

手が届く範囲の大切な人を幸せにと想う

 

書いてみて

今のこの世界

生身で人と関わることが少なくなってきた。

安易に関わると傷つけられるこの世界。

せめて自分の手が届く人は大切にしたい。