日課の詩『格差』

格差

 

 

人は平等であるべきだ

誰かが言ってる

その人物は高いところから

人を見下ろしながら言っている

自ら下には降りて来ようとは決してしない

 

人は平等であるべきだ

誰かが言ってる

その人物は低いところから

人を見上げながら言っている

自ら上に昇ろうとは決してしない

 

偽善者ぶるのも

被害者ぶるのも

違うような気がする

 

格差ある不平等なこの世界で

自分の幸せを自分で

見つけて生きていく

難しいことではあるけれど

一歩ずつ進んでいく

 

書いてみて

人は平等だという。

何も見えない高い場所から。

人は平等だという。

何もせずに低い場所から。

本当の平等になる日なんてこないと思う。

だから

自分の幸せは自分で見つけるしかない。