日課の詩か物語『罪の紅蓮華』
罪の紅蓮華
わたしの胸で咲く紅蓮華
罪の証
わたしの罪はあなたの
人生を狂わせてしまったこと
あなたはわたしのために
復讐の業火に身を焼かれ
憎悪の闇へ沈んでしまった
だからせめてわたしの手で
地獄の苦しみから救いたかった
無となりわたしを忘れたとしても
無限に続く苦痛
あなたを想い紅蓮華を咲かせ続ける
ふと気配に気づく
あぁ
なぜ
どうして
あなたが・・・
わたしの紅蓮華が
激しく鼓動する
あなたを救いたいと思う気持ちとは
裏腹に戻ってきてくれた喜びに呼応する
わたしの卑しい気持ちを
見透かしたように
妖艶に咲く紅蓮華
書いてみて
大切な人が幸せにと想う気持ちと一緒に居たい気持ちが交差する。
自分と一緒にいると幸せになれないと分かった時、それでも大切な人が一緒にいることを選んでくれたら嬉しい。
自分勝手ではありますが・・・。