日課の詩『思い出の君と現実のきみ』

思い出の君と現実のきみ

 

あの夢のようなひととき

思い出す度に胸がときめき

今でも目を閉じると君の顔が浮かぶ

僕の心は高揚し思い出の中へと誘われる

現実と思い出の狭間

意識がどちらにあるのか分からない

窓の隙間から流れてくるそよ風と共に

ゆらゆらと揺れる意識の中で感じる温もり

ふと気付くと隣ですやすやと寝息をたてる『きみ』

今は僕の隣に『きみ』がいる

思い出の中の君はずっと僕の隣にいる

思い出ではなく現実に

それがとても幸せだ

そして『きみ』の髪にそっと触れる

現実であることを確かめるために

 

書いてみて

ふとした時にこの現実は夢や妄想なのかと思うことがある。大切な人と一緒に居られる幸せが本当は現実ではないのではないかと・・・。

だけど現実であることの証明である大切な人の温もりを感じ安心する。そのときが幸せだと感じる!