日課の詩『まぶたの裏』
まぶたの裏
目を閉じるとまぶたの裏に君がいる
はじめに誰が言ったのかは分からないけれど
とても素晴らしい表現だと思う
目を閉じて君を思い浮かべる
本当に闇の中に現れる君
改めて考えると少し寂しくなる
本当の君がそばにいないから
だから
思い出の君を思い浮かべる
まぶたの裏にいる君は恥ずかしがり屋で
目を閉じている時だけ現れる
触れることもできない君をいつまでも追いかける
いつまでも
いつまでも
ふと目を開ける
そしてほっとする
隣にいる君を見て僕はそっと君に触れる
追いかけっこはもうおしまい
書いてみて
目を閉じるとまぶたの裏にいる。
とても綺麗な表現だけど近くにいないから思い浮かべると考えると切なくて寂しい。
目を閉じるといつでも現れるよりいつでも近くにいて触れられる。
それが一番の幸せです。