日課の詩『記憶』

記憶

 

夢であったならどれ程いいだろう

夢であって欲しいと願うことがある

その一方で

現実に起こったならどれ程いいだろう

夢ではなく現実であって欲しいと願う

人は勝手な生き物だ

わたしもその一人である

嫌なことはなかったことに

嬉しいことはあったことに

だけど心とは裏腹に

脳はどちらも覚えている

嫌なことも嬉しいこともすべて

だから

困難を糧に

幸福を支えに

生きていける

 

書いてみて

嫌なことが起こったときにこれは夢だと思いたい。

嬉しいことが起こったときには現実であって欲しいと思う。

忘れたい出来事も忘れたくない出来事もすべて脳は覚えている。

だから人は困難を糧に幸福を支えに生きていける!