2020-11-12 日課の詩『冷たい』 詩 冷たい 冬に近づくにつれて 空気が冷たく澄んでいく 高台から望む景色 空や海 街並みが澄んでいく 人に触れるにつれて 心が冷たく濁っていく 暗い底から望む景色 人や心 世界が濁っていく 目に見える景色とは裏腹に 目に見えない心は濁っていた また今年も寒い冬が訪れる でも 今はわたしの心を溶かしてくれる 愛する人がいるから冬の景色が楽しみだ 書いてみて 冬は空気が冷たく澄んでいく。 とても景色が綺麗に見える。 人に触れるたびに心が冷たく濁る。 とても世界が汚く見える。 同じ冷たいでも違う感じ方。 言葉は不思議なものだ。