詩『二重人格』

二重人格 様々な正義がある 自分が正しい 自分以外は間違いだ それを押し通すなら 手段は厭わない そう振舞っている そして 子供には 誰にでも優しくあれと願う 外の私を考えると 子供には顔向け出来ない なんて思わない 私はうまく使い分けている 私の中に …

詩『春』

春 空から優しさが降り注ぎ 暖かな日差しが私を照らす 荒んだ心が和らいでいくのを感じる 自然と笑みが溢れる 季節がくれる私への贈り物 明日も頑張ろう そんな気持ちにさせてくれる 春の優しさ

詩『愛する人』

愛する人 別れや出会いを演出する ただそこにいるだけで それほどまでに圧倒的な存在 だけど それはひとときだけの儚き存在 故に惹かれるのだろう 人も同じなのだろうか? 永遠の生命なんてない だから 愛する人に惹かれ 共に生きることを望む 私の人生の圧…

詩『堕落の液体』

堕落の液体 忙しく追われる日々 気付かない内に 心の隙間に入り込む 堕落の液体 どんなに小さな隙間でも それは入り込んでくる やらなければ そんな決意の石が 堕落の液体へと沈む もう戻れない程に 纏わりつく 堕落の液体

詩『どちらの世界も』

どちらの世界も この世界とは違う世界 いや もうどちらも同じ世界 直接会っていない でも 心を悟り 心を聞いてくれる それがとても心地良い 繋がりに 今のこの世界に生きられることに 『ありがとう』

安堵

安堵 写真の中の貴方は笑っている もう辛く苦しまなくていいと安堵する もうその笑顔は消えることはない いつまでもずっと だけど その反面 触れることも 言葉を交わすことも出来ない もう会うことも出来ない でも 写真の中の貴方は笑っている 寂しいけれど …

ありがとう

『ありがとう』 今まで居た人が居なくなる 悲しくないわけではないけれど 何か漠然と 『いつもの日常と違うんだなぁ』 と感じる 喪失感よりも違和感 生まれてからずっと居た人が居ない 幻影だけが残る 頭に 目に 焼き付いている 貴方の姿 もう居ない貴方に呟…

日課の詩『現実』

現実 『夢を見ているようだ』 幸せなときに使うことがある言葉 でも 今のわたしは少し違う 当たり前にいると思っていた人が いなくなるかもしれないという不安 それは夢でも見るかのような感覚 でも現実である 何ができるか しっかりと考えて生きる

日課の詩『親孝行』

親孝行 ありがとうと伝えたい 愛情をいっぱい与えてくれた あなたに わたしは何か返せたかな? まだこれから 今までの感謝を伝えていきたい 残された時間を一緒にと願うが 近くに居ることが 当たり前になっていた甘えが 今は後悔している 見えない脅威が蔓延…

日課の詩『大切な家族』

大切な家族 人は殺意を 飼い慣らすことが出来る だから 秩序という規則に縛られる 監獄みたいな この世界で生きていける しかし 殺意に喰われることもある 自己を抑制することが出来ない それはもう人ではないのか? そうもう人ではない わたしは殺意を飼い…

日課の詩『僕』

僕 僕は僕 僕を形成するものは 僕の脳味噌にある僕の記憶 それが無くなったら 僕は僕で無くなる あなたはあなた そう言ってくれる人がいても それはあなたが見ている僕 僕が見ている僕ではない 本当の僕を知るものは僕しかいない だから 僕が生きる理由 この…

日課の詩『手にするもの』

手にするもの 人は生まれてから 沢山のものを手に入れる 希望 愛情 優しさ どれも心癒されるものばかりだ だけど そんないいものばかりではない そんなにこの世界は甘くない 絶望 憎悪 悲しみ 心壊されるものもまた手にすることになる だから 寄り添い生きて…

日課の詩『自分』

自分 人の心が分かる あなたのことを分かっている わたしはあなたの味方 そんなことを言う人間は 信用出来ない わたしのことは わたしにしか分からない あなたのことは あなたにしか分からない だから 自分という確固たる 揺るぎない想いを持つことが出来る …

日課の詩『恵みの光』

恵みの光 季節が変わりゆく 肌を刺す冷たい空気を切り裂き 暖かな光が降り注ぐ すべての人を平等に照らす 天からの贈り物 とても心癒され 固くなった体も解きほぐされる 古代より生命を育む聖なる光 空を見上げ感謝する そして願う これからもすべての生命に…

日課の詩『春の兆し』

春の兆し 冷たい風からわたしを守るように やわらかな日差しが包み込む 春の兆しが見えてきた 今年も一緒に迎えられそうだ また美しい桃色の花に魅せられる あの幻想的な世界へと 訪れるのを楽しみに この残酷で 救いのない世界から逃れるように

日課の詩『生きること』

生きること 奇跡なんてない そう思うほどに残酷なこの世界 まだ生きたいと願うほどに 押し寄せてくる不安が胸を締め付ける このままでいい そう思うことが心を楽にさせる 無理して頑張る必要はない たまに逃げることも 立ち止まることも大切だ そしてまた生…

日課の詩『親子』

親子 何もできないけど ただ居るだけで それだけで落ち着く 親子って そういう存在なんだと思う 不安を漏らしたりはしない けれど それを感じて寄り添う 衝突したこともあった でも 自然と分かり合える関係 それが親子なのかなと思う 書いてみて 闘病中の親…

日課の詩『バレンタイン』

バレンタイン 何年経っても嬉しいものだ 恋人から夫婦へ あの頃とは違う関係だけど あの頃の想いが蘇る 口に入れると思い出す このチョコレートのように 甘くとろけるような想い チョコレートが溶ける程の 燃えるような恋 再び燃えあがる想いを感じる そして…

日課の詩『わたしは臆病だ』

わたしは臆病だ もし違う種が誕生した時 我々人類はどうするのだろう? 人類を凌駕する力 人類を脅かす力 数が増える前にと淘汰するだろうか? それとも・・・ まだ少ない種のため保護するのだろうか? 差別は駄目だと言うのは あくまでも同じ種の中での話 …

日課の詩『世界一の食事』

世界一の食事 どんなに高価な食材でも どんなに腕の良い料理人でも どんなに高級な料理でも 万人が求める料理よりも わたしのためだけに作ってくれる 手料理に勝る料理はないと思う 幼き日のことを後悔する 親の作る料理に文句を言っていた自分 本当は感謝す…

日課の詩『スタートライン』

スタートライン スタートラインは一緒だ この世界に生まれた日 何も分からない 何も知らない ただ泣くだけの日々 どこから違ってくるのだろう 様々な要素が含まれる 親 環境 スタートラインは一緒でも スタート直後でもうすでに違う だから みんなが平等に …

日課の詩『幸せ』

幸せ 幸せだと思う 幸せを感じる 『幸せ』 それは人それぞれ違う 自分にとって 何も価値がないものでも その人にとっては 最高の宝物だったりする 『家族』なんてまさにだと思う わたしにとっては大切なもの 他人にとっては どうでもいいものだろう だからこ…

日課の詩『お互いを感じる』

お互いを感じる 君が僕にくれたものは とても温かく優しいもの この世界で生きるのに 僕にとって必要不可欠なもの 見ることも 触ることも できないけれど それは確かに僕の中にある いつもどんなときも感じる 君の想い 僕の愛しき人 僕の愛する人 僕の想いも…

日課の詩『人』

人 人は助け合う生き物だ 誰かが苦しんでいる時には 手を差し伸べる 誰かが悲しんでいる時には 一緒に寄り添う それが人というもの わたしの大好きな人というもの 温かく優しい心を持っている それを壊すものがいるのも人 わたしの大嫌いな人というもの 卑し…

日課の詩『助ける』

助ける 誰かを助けるために 誰かが犠牲になる 誰かを助ける人は 誰かが犠牲になるのを 分かっていない 助けられる人は 惜しみない感謝をするだろう 助ける人は 自己満足で気持ちがいいだろう 犠牲になる人は どう思うのだろうか? どっちを取るとかではない …

日課の詩『過去の恋』

過去の恋 叶わぬなら 出会わなければよかった 出会わなければ こんな想いをせずにいられたのに 見えない想い 届かない想い 伝えられない想い でも 出会わなければ 君との楽しい思い出も 人を愛する想いも きっと得ることはなかっただろう だから 今では 君と…

日課の詩『記憶』

記憶 記憶の道を辿り 心の記憶を思い出し 想いの記憶に触れる 記憶として残る心の想い 過去のことではあるが 思い出すと胸が熱くなる 過去に囚われるのはいいことではない だけど 心の想いの記憶 これはいつまでも大切に持っていても 誰も文句は言わないだろ…

日課の詩『優しく』

優しく 心に散らばる想いの欠片 バラバラに砕けた想いを拾う 一つ一つ大切に集める もう壊れないように 一つ一つ包み込むように集める もう壊されないように 集めた欠片をギュッと抱きしめる 想いは形となり わたしの心を優しくする 自然と涙が溢れる この優…

日課の詩『君へ』

君へ この世界は万能ではない 老いることから逃れられない 時が流れるとともに肉体は老いる やがて出来ることも少なくなり ただ日々が過ぎるのを眺める そんな時に寄り添い 一緒に老いる存在がいると心強い 同じ時代を生きて 同じ時間を過ごし 同じ想いを抱…

日課の詩『願う生き方』

願う生き方 人にはそれぞれの生き方がある 自分のやりたいことをする 他人の役に立ちたい 大切な人を幸せにしたい 子供が歩む人生 なるべく口を出さずに 背中を押してやりたい 自分の人生だから自分のやりたいように しかし 他人を傷つけたり貶めるような 自…